2024年12月27日
各 位
社会福祉法人 とんぼ福祉会
理事長 辻村 惺
ともしび園の指定管理者指定取消処分等に対する取消訴訟の提訴と執行停止申立について
本年2月、当法人の施設で職員による入浴支援中に利用者様に大きな傷害を負わせるという重大な事故を起こし、利用者様及びご家族様に多大な苦しみを与えていることに対して、法人として心からお詫び申し上げます。法人としては、利用者様の生活を守るべき障害者支援施設として、このような重大な事故を起こしたことは痛恨の極みであり、深く反省し、事故調査委員会を立ち上げ、10月の報告書で、事故原因究明と再発防止のための提言をいただきました。法人は、事故調査報告書を真摯に受け止め、改善に取り組み、皆様の信頼を回復できるよう努力していく所存です。
また、当法人は、11月18日、茨木市より、今回の事故、及び個別支援計画の作成手続き等に問題があり「不正請求」に当ることを理由に、ともしび園指定管理者指定取消処分、指定障害福祉サービス事業者指定取消処分、2億円を超える介護給付金返還請求処分を受けました。法人は、この処分によって、利用者様に多大なご不安、ご心労を与えていることも深くお詫び申し上げます。
今般、法人は、12月9日に理事会を招集し、茨木市の各処分等について、法的な手続きをとることを決定し、12月23日、大阪地方裁判所に各処分の取消を求める裁判を提訴し、その裁判が確定するまでの間、各処分の効力を止めることを求める申立てを行いました。 法人が、かかる決断をした理由は、各処分でともしび園への通園が中断することによる利用者様の生活や支援及びご家族の方の介護負担に大きな影響を与えること、法人全体の社会福祉事業の展開にも多大な影響を与えるからです。
法人としては、反省点や改善点があるとしても、いきなりの取消処分や2億円を超える返還請求はあまりにも重すぎるものと考えております。 また、法人としては、茨木市の取消理由については、その事実認定や評価、法令解釈など様々な点で、承服できないものがありますので、裁判所の公正、公平な判断を仰ぎたいと考えたしだいです。
皆様には、多大なご心配とご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞご理解いただけますようよろしくお願いいたします。